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2009年2月28日 (土)

京都「妙心寺」

妙心寺は、臨済宗妙心寺派の大本山で、46の塔頭を持つ禅寺です。建武4年(1337)に花園法皇が自らの離宮を禅寺に改めたことが始まりとされています。

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妙心寺の境内。左手前が本堂の仏殿、奥が法堂です。

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今回特別公開された慶長4年(1599)造営の三門。

入口で拝観料を払った後、三門の階段を上ります。三門の階段は狭く急傾斜なので、上る時は階段に手を着いて、下りる時は身体を横向きにすると天井に頭をぶつけずにすむと思います。

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三門内は撮影禁止なので、代わりに看板を撮影しました。
写真をご覧のように、楼上には観音菩薩像や十六羅漢像が祀られ、天井や柱には天人や楽器、飛龍などが鮮やかに描かれていました。
なお、案内人の話によると、三門の特別公開は23年ぶりとのことです。

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2009年2月25日 (水)

京都「仁和寺」

先日、「京の冬の旅」と題する非公開文化財特別公開(平成21年1月10日~3月18日)が行われている京都へ行ってきました。
特別公開は12社寺で実施されており、私はその内4ヶ所の寺院を訪れました。

まず最初に訪れたのは仁和寺です。
仁和寺は、真言宗御室派の総本山で、仁和2年(886)光考天皇の勅願寺として起こされ、宇多天皇によって仁和4年(888)に完成しました。
しかし、元永2年(1119)の火災と応仁元年(1467)に始まった「応仁の乱」により一山すべてを焼失。江戸時代に入り、徳川家光の時代になって再興が行われました。
なお、仁和寺は、平成6年(1994)にユネスコの世界文化遺産に登録されています。

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仁和寺の山門「二王門」。寛永14年(1637年)から正保元年(1644年)にかけて建てられました。

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仁和寺の特別公開は、金堂と経蔵です。こちらの建造物は、桃山時代に建てられた京都御所の紫宸殿を移築した金堂(国宝)で、堂内には本尊の阿弥陀三尊像が安置されています。
堂内は薄暗いため、案内人が仏像や浄土図が描かれた壁を懐中電灯で照らしてくれました。

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経典が納められている経蔵です。
内部の中央には天海版一切経を納めた八角形の回転式輪蔵があり、これをメリーゴーランドのように一回転させると、全ての経典を読んだのと同様の功徳を得られるそうです。
何とも素晴らしいシステムですが、重要文化財なので実際に回すことはできませんでした。

境内には、他にも重要文化財の建造物があります。

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高さ36mの五重塔。寛永21年(1644)に創建されました。

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左)江戸時代初期に建築された鐘楼。
右)観音堂。十一面観世音菩薩が祀られています。

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2009年2月 4日 (水)

フランスのアニメ雑誌と漫画(3)

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1997年2月にフランスで購入した「ドラゴンボール」の単行本(18フラン)です。サイズは新書より少し大きめですが、ページ数は約90ページと少なめです。

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コマは、日本とは逆で、左から右へ読んでいきます。反転させて印刷しているので、孫悟空の「亀」が鏡文字になっています。

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数年前に購入した「シティーハンター」の完全版第一巻(9.95ユーロ)です。

こちらは右から左へ読むオリジナルと同様の製本です。
かつては、先の「ドラゴンボール」のように「本は左綴じ」のヨーロッパに合わせて印刷していましたが、近年の日本アニメ・漫画人気の高まりで、右綴じで出版することが多くなりました。また他に、左右を反対にする手間や経済的な事情で右綴じにしたという理由もあるようです。

ところで、漫画の台詞ですが、基本的にそのまま訳されているのですけど(と言っても直訳というわけでもありません)、オリジナルとは別の言い回しで表現している部分もあります。
いくつか例を挙げてみます。
台詞は原文、フランス語の日本語訳(直訳)の順番です。

<第一話>

悪者がボクシングの対戦相手に八百長を要求し、次のラウンドで倒す、と宣言した後の台詞

Ch2
「ということだ よろしくチャンピオン」
→私は君を当てにしているよ、チャンピオン。
「かわいい娘さんのためにも…な ! !」
→可愛い小さな娘のことを考えなよ…

「よろしくチャンピオン」を「compter sur ~(~を当てにする)」、「娘さんのためにも」を「penser à ~(~のことを考える)」と訳しています。
一言、「なるほど」と納得してしまう訳です。語学力のない私にはパッと浮かんできません。

<第三話>

依頼人の女性が冴羽獠の下心に気付いた時の台詞

Ch3_2
「いってることと行動がバラバラよ」
→あなたが言う事とする事の間にはかなりの違いがあるのよ ! !
「ぎゃん ! !」
→カイ ! !(フランス語圏の人は、こういう時に「カイ」て言うんですかね !?)
「どうしてわかったのォ~ !?」
→どのように彼女は見抜いたの !?

三番目の台詞「どうしてわかったのォ~ !?」の「わかった」に翻訳者は deviner(見抜く、言い当てる)という動詞を用いています。私なら「わかる」というと「知る」「理解する」という単語を直感的に思い浮かべて、savoir(知る、分かる)をあててしまいます。話の流れをしっかり把握して、devinerを選択した翻訳者の力量には、ただ驚くばかりです。

<第四話>

冴羽獠が敵を倒した後の台詞

Ch4

Ch5

「あいつはおたくが手を汚すほどの値打ちもない ! !」
→あなたが手を汚す価値はない ! !
「だからこそおれのような男がいるのさ… ! !」
→そのために私のような男が存在するのさ… ! !

ここで「おやっ?」と思ったのは、二番目の台詞の「男」が単数ではなく複数の「HOMMES」になっていたところです。
「主人公は一人だから単数では?」と一瞬疑問に感じたのですが、スイーパーは冴羽獠だけではないんですよね。

このようにフランス版をオリジナル版と比較しながらじっくりと読むと、結構勉強になりそうです。
実際は、気が向いた時にページをめくる程度なので、全然上達しないんですけど・・・。

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